家族の社会史

シリーズ変貌する家族　１

岩波書店
上野千鶴子（社会学）　

• 価格: 2,776円（本体2,524円＋税）
• 発行年月: 1991年07月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784000041416

内容情報

[BOOKデータベースより]

家族を家族たらしめているものは何か。著しい家族の変化を歴史の文脈のなかに位置付け、何が変わり何が変わらないかを明らかにする。家族法や家族イデオロギーなどの問題から、離婚や生殖テクノロジーなどの事柄に至るまで、家族を動かす様々な具体的な要因について究明。

ファミリィ・アイデンティテイのゆくえ―新しい家族幻想
家族の文明史（母系家族の敗北；〈家族の母〉・〈社会の母〉・〈国家の母〉―母性を生きた近代ドイツの女たち；明治国家と家庭イデオロギー）
家族法の実験
家族の肖像―記憶の修辞学
現代の離婚をどう分析するか
家族計画の思想（少子化と近世社会の子育で―マビキの社会史；人間の「量」と「質」―バース・コントロールと優生思想；中絶の社会史）
生殖技術と家族
ホームドラマの戦後家族―父親像を中心に
家族の日本文学史　１（家族の原点　昔も今も）