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[BOOKデータベースより]
序章きアメリカ人の原罪(二つの祓詞からの導入;アメリカ植民地男臣とその末裔たちの汚辱;象徴・リンカーンの人種差別主義)
第1章 「異端」ギャリソンへの接近視角(神の千年王国への祷;受難と反発;ひとつの塑像;「狂信者」評価―扼殺と復権と讃美;80年代の研究視座とわれわれ)
第2章 ギャリソン流奴隷即時解放主義(魂の原点・“神の子”意識;反体制の叫び;「協会」運動の栄光と挫折;絶体的無抵抗の思想;「政治的非実践」の本義―『独立宣言』;“連邦解体”のすすめ;『憲法』、教会攻撃;内戦願望)
第3章 “諸州間の戦争”とギャリソン(黒人嫌悪の共和党;容奴国家・合衆国;“奴隷狩りの犬”リンカーン;“神の審判”と畏縮;「聖戦」・力の論理;天地の習合・かぎりなきリンカーン支持;孤独なる埋没)
終章 ひとつの診断(ギャリソンの自己矛盾と自己同一;ギャリソンの白い魂―“わが国土は世界なり。わが国民すべて人間同胞なり”;アメリカン・ライフスタイルの史的原型―結語にかえて)