円の誕生 増補版

近代貨幣制度の成立

東洋経済新報社
三上隆三　

• 価格: 4,271円（本体3,883円＋税）
• 発行年月: 1989年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784492460245

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　開題（円の平価；村上勘柄衛版『改正新貨条例』；円貨幣制度と問題点）
第２章　江戸時代の貨幣制度と貨幣的経済（三貨制度；「米遣いの経済」から「金遣いの経済」へ；新種銀貨の登場；計数貨幣としての銀貨の意義）
第３章　外国貨幣との交渉（洋銀；洋銀一枚＝一分銀一枚；同所同量の原則；洋銀１００枚＝一分銀３１１枚；貨幣問題の対策；貨幣問題の帰結）
第４章　円の由来（明治新貨幣制度；銀本位制度の外生的根拠；銀本位制度の内生的根拠）
第５章　円の誕生（金本位制度への旋回；価値尺度；一円銀貨と一円金貨；両から円へ；洋銀と一分銀）
終章　円金本位制度の確立
補論　円の系譜（円の推移；『江川二代記』と高野長英；大庄屋の「御用留」帳；漢学書生の通語なりき）