新刊展望トップ │ [特集] 道尾秀介 │ [著者とその本] 藤岡陽子 │ [創作の現場] 中島たい子
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新刊展望3月号
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藤岡陽子 / Yoko Fujioka
1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。帰国後、慈恵看護専門学校を卒業し、看護師に。2006年「結い言」が宮本輝氏選考の北日本文学賞の選奨を受ける。09年、看護学校を舞台にした青春小説『いつまでも白い羽根』でデビュー。著書に『海路』『トライアウト』『ホイッスル』『手のひらの音符』『波風』がある。
著作
- 闇から届く命
- 一分一秒を争う現場で「生まれてくる命を守りたい」と働く、助産師を始めとするスタッフたち。その緊迫の日々を、出生前診断やネグレクトなど現代の産科医療現場における問題に切り込みながら描く医療サスペンス。
- 波風
- 「今までまっとうに生きてきたけれど、ここらでひとつくらいルール違反をしてもいいんじゃないかな」。「一生に一度の頼み」と、女性は親友をある旅に誘った…。悩める人たちの活路を開く7話。
- いつまでも白い羽根
- 大学受験失敗と家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学した木崎瑠美。毎日を憂鬱に過ごす彼女だが、不器用だけど心優しい千夏との出会いや厳しい看護実習、そして医学生の拓海への淡い恋心など、積み重なっていく経験を頑なな心を少しずつ変えていく…。揺れ動く青春の機微を通じて、人間にとっての本当の強さと優しさの形を真っ向から描いた感動のデビュー作。
- 手のひらの音符
- 服飾デザイナーの水樹は、45歳・独身にして転職を余儀なくされる。人生の岐路で思い出すのは、貧しい子ども時代を共に過ごした、幼なじみの信也の存在だった…。期待の新鋭、大注目の長編小説。
- ホイッスル
- 平穏に暮らしていたはずの両親。その父が突然いなくなった。思い出の詰まった実家も売却されていた。何ひとつ身に覚えのない母は、なぜと叫びながらも、答えを手繰り寄せて…。不倫・離婚・裁判、家族の再生の物語。
- トライアウト
- これまでは他人と競争するためにやってきた、これからは自分との競争をする…。父親の名は明かさないシングルマザーと戦力外通告をされたプロ野球選手、ふたりの生きがいで紡がれる感動長編。
- 海路
- ひとりで過ごす寂しさを感じながらも、診療所で懸命に働く43歳の看護師。ある日突然、老医師が閉院すると言い出した。そして、その日を前に失踪した。唯一の居場所を失った彼女は、先生を捜す旅に出る…。
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