- 鳥獣戯画(対訳)
-
絵本画集
新・おはなし名画シリーズ 23
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2011年05月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784938595555
[日販商品データベースより]
"【博雅堂の『新・おはなし名画シリーズ』】
児童書として作られた美術全集『おはなし名画シリーズ』が、安くて軽い新シリーズ、『新おはなし名画』となりました。
おはなし名画は大型版、64ページのため、「低学年の子どもには大きく重い」というご意見をふまえ、《大きな画面で、高画質の図版を》という『おはなし名画』の趣旨を持ちつつ、ページ数を30数ページにおさえました。
入学祝いやクリスマスプレゼントとしても大好評のシリーズです。
【やなせたかしさんの推薦の言葉】
「ぼくは絵の好きな子どもだったから、ちいさい時から父の書斎の美術全集を見て育ちました。しかし、それはみな大人用のものでしたから解説の文章は理解できなかったです。もっと画家の人間性そのものを知りたい。この絵を描いた人はどんな人だったかを知りたいのに、技術的な枝葉の解説が難解でした。この「おはなし名画シリーズ」は版も大きく絵も鮮明で、子どもはもちろん、大人が読んでも充分に面白くて、絵を見る楽しさと面白さが三倍になるとぼくは思います」
・第23巻 「鳥獣戯画」(B4変型版 オールカラー32ページ)
日本が世界に誇る財産の一つである「鳥獣戯画」の「おはなし名画」バージョンです。
大江健三郎氏のノーベル賞受賞講演の翻訳された山内久明先生の格調高い英文付きです。
長さ10メートルもあるこの絵巻「鳥獣戯画」には、兎・猿・蛙たちが人間の仕草をまねて遊び戯れる姿がいきいきと描かれています。今からおよそ900年前に鳥羽僧正が描いたとされ、漫画のルーツともいわれています。
言葉がついていないこの絵巻について、のちの人たちが当時の風俗を研究したり、想像したりして、色々な話をつけています。本書でもそれらを参考にしながらお話を作っています。
彼らの可愛らしいしぐさを見ながら昔の人びとの遊びや暮らしに想いをはせてみましょう!
""Choju Giga in Japanese and English""
Choju Giga(The Scroll of Frolicking Animals), which has been handed down for centuries, is said to have been produced about 900 years ago.
This artistic masterpiece, regarded by some as the origin of manga, contains vivid depictions of animals engaged in lively antics.
Let’s enjoy looking at the charming ways in which the animals behave and imagine how the people in the old days lived and played."
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「鳥獣戯画」というとマンガの原点だと、歴史の本に書いてありました。
堅苦しい(?)教科書の中で断片を見たとき、はっきりもうせばそれほど楽しそうな絵には思えなかったのですが、この大型絵本で眺めると、なんと動物たちやカエルが生き生きと描かれていて、動きや流れがあって滑稽味がある絵巻なのでしょう。
西村さんの語りがまたたのしい。
かつてのチャップリンのサイレントムービーに、時折羽目込めれる字幕のような感じがします。
絵巻物が開きページになったところで、絵のながれは多少とぎれとぎれになったり、前後の重複部分が流れを少しせき止めているようなところが弱点といえば弱点なのですが、次々と絵が展開されている先が見えなくて、これも一つの効果をだしているのかと思いました。
西村さんの解説、セリフも楽しいのですが、この絵は別の展開としても楽しめるかもしれません。
読む人がストーリーを組み立てられるのです。
Webでも前頁見られましたが、絵に意味があるので、これはぜひとも大型の絵本で隅々まで楽しんでください。(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子14歳)
【情報提供・絵本ナビ】