[BOOKデータベースより]
震災から時が経ち、神戸のまちはすっかり再生したように見える。けれど、いまも私たちの足もとで、静かな地震は続いている。神戸はあの震災で何を失い、何を得たのか。ジャーナリストであり詩人でもある筆者が、現在と過去を往還する中で、災厄を経験した都市の輪郭を描き出す。
1 揺れる都市のまなざし the gaze of a trembling city(雨降る都市の肖像;冬の記者たち;タンポポの咲くころに、街は;闇に溶ける猫;パリ−神戸往還―「退屈さ」の都市考現学―)
2 崩壊と喪失を追いかけて chasing collapse and loss(自殺者から見た阪神大震災;被災者の食生活を追って―「語ること」と「食べること」―;神戸には空がある。;温もりを、ひとつ。;異邦人。;ブルーチーズを、どうあつかうか)
3 ことばの断層 the fault line of words(友よ。;この笑顔を。;旅路よ。;懐かしい風景。;この汗を。;あかりを、灯す。;それでも、海へ。;花は散らで、残りし。;港には夏が…。;華のように…。;街は、どこへいく。;春に、誘われて。;柔らかな都市。)
4 都市への静かな問い quiet questions to the city(七月の海の静けさ―記者たちの、その後―;透明な都市―空間再編をめぐる覚書―;蝶をひろった話;桜と怪物―コロナ禍にて―都市の幽霊たち)
1995年1月の朝、阪神・淡路大震災により、神戸のまちは崩壊した。
それから30年以上を経て、一見まちにはその傷跡すら残っていないようにも見える。
しかし、地下深くで静かに、「揺れ」は続いている。
本書は、阪神淡路大震災を起点に、被災地で見たもの、そしていま見えているものを通じて、神戸の地殻変動をたどるエッセイ集だ。
ジャーナリストであり、詩人である著者は語る。
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本書に収録した物語は「かつて震災があった」というむかし話ではない。震災はひとつの舞台であり、そこで経験される都市と身体、記憶と報道、あるいは希望と諦観といった営みを描きだそうとする試みとして物語はある。
それは被災した街や人々にむけた静かなオマージュであると同時に、「都市に生きることのはかなさと持続」を問い直す作業でもある。(序文より)
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大震災の“後”のまちは一体どうなっていくのか。
本書は、その答えの一端を描き出す。
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