[BOOKデータベースより]
個人が「社会」という他者と出会って生じる“ストレス”に、私たちのこころはどのように相対し、みずから修正して、健康を維持(あるいは回復)させているのでしょう?―本書が描くのは、そんな“こころの深部”どうしの出会いのダイナミクスです。社会という一般の視点+パーソナリティという個別の視点、その両眼視で、コロナ情況からウクライナ戦争まで、“集団という生きもの”の無意識が浮かびあがります。―なかでも「ストレス状況へのレスポンス」のキーポイントとして“自己愛性障害”というこころのあり様を、四つの実例から活写します。
集団のダイナミクス(集団のこころの動き;もうひとつの集団力動)
精神分析的心理療法の実際(こころのあらわれ―言葉や考えが誕生する;自己愛世界に他者が登場する;夢想が明らかにしたもの;“中断すること”によって明示されたこころ;自己障害患者にどう関わるか)
○私たち個人が「社会」という他者と出会って生じる“ストレス”に、こころはどのように相対し、自らを修正して、健康を維持あるいは回復させているのでしょう? 本書が描くのは、そんな無意識のダイナミクスです
○社会という普遍的な視点+パーソナリティという個別の視点、その両眼視で、コロナ情況からウクライナ戦争まで、“集団という生きもの”の無意識が浮かびあがります。なかでも、「ストレス状況へのレスポンス」のキーポイントとして、〈自己愛性障害〉というこころのあり様を、四つの臨床例に基き描出します。