[BOOKデータベースより]
問題なのは日本語教育だけでない。彼らを取り巻く社会と受け入れ制度の在り方だ。労働環境、賃金の不払い、パワハラ、不法在留…技能労働者が生きる日本語の世界。
第1章 研究の社会的背景
第2章 研究概要
第3章 先行研究
第4章 なぜ日本へ行くのか―量的調査から見えるもの
第5章 なぜ日本語を学ぶのか―質的調査から見えるもの
第6章 技能実習修了後の展開と日本語
第7章 就労場面におけることばの実践
第8章 総合考察―技能労働者受け入れと日本語教育の展望
問題なのは日本語教育だけではない。彼らを取り巻く社会と受け入れ制度の在り方だ。
労働者の日本語能力向上の必要性が常に叫ばれながら、形骸化した状態で維持されてきた技能実習制度。技能労働者たちは、労働環境、賃金の不払い、パワハラ、不法在留など課題山積の現状において、日本語をどのよう捉え、学び、使って生きているのか。本書では日本で就労する外国人労働者として最も多いベトナム出身の技能実習生を対象として、来日の動機、日本語学習の実態、就労場面での日本人従業員との間の会話分析などの量的、質的調査を経て、リアリティに基づいた日本語教育施策の必要性と外国人労働者の受け入れ方の再検討、日本語教育のあり方について提言する。
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