- 美意識のありか
-
万葉のこころが育てた感性
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2018年07月
- 判型
- A5変
- ISBN
- 9784863291744
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[BOOKデータベースより]
日本人独自の感性はどこからくるのか。自然の風物が造り出す形・音・色・光と影を細やかにとらえながら、歌・童話・布地の模様などに描き出す。この美意識の源を、近代教科書の文章と挿絵に探り、どのように育まれ、受け継がれてきたのかを明快に語る画期的な一冊。
1 四季の移ろい(挿絵が育てた四季の感性;人の一生;米と稲わらの文化;蝶・蜻蛉・虫の声)
[日販商品データベースより]2 超越する存在(「小さ子」の物語;大樹のはなし;仰ぎ見る富士・登る富士)
3 風雅のおしえ(花を待つこころ;そろったことば;洋薔薇と文明開化;月に想いを;雪月花・こころ澄むかたち;小学唱歌と童謡)
4 生活の美(生活に美を;日常の美とやすらぎ;子どもに教えた日本の模様;図案からデザインへ;文様のなかに風が吹く―コプト織と曼荼羅をこえて)
日本人独自の感性はどこからくるのか。
日本人の美的感性は、世界的にみても独特であると言われている。自然の風物が造り出す形・音・色・光と影を細やかにとらえながら、歌・童話・布地の模様などに描き出す。花鳥風月のことばが示すように、自然界にあるさまざまな風物、虫や鳥の形や声、風が運ぶ音や刻一刻と移り変わる景色の妙、月が映し出す幽玄の味わいなど、その感覚の細やかさは、どこからくるのだろうか。
本書は、伝統文様のデザイナーである著者が、その美意識の源を具体的にたどるひとつの方法として、明治・大正・昭和初期の近代教科書の挿絵と文章に探り、脈々と受け継がれてきた感性を明快に語る。