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- 関門の近代
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二つの港から見た100年
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2017年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863291478
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[BOOKデータベースより]
軍港・国際貿易港として発展してきた門司と下関、二つの港は近代化をどのように見てきたのか。明治20年代の黎明期から昭和戦後の高度経済成長期までを中心に港が果たした役割を克明に描く。
1 日本近代と築港(長州閥と玄洋社の密約(明治二二年〜同三〇年);遊廓と初代の門司駅舎(明治二四年) ほか)
[日販商品データベースより]2 国際貿易港への飛躍(関門県の発想(明治二九年二月);日本郵船と海外航路(明治三〇年) ほか)
3 海峡の帝国(バナナの叩き売りと『五足の靴』(明治四〇年頃);林芙美子と関門架橋会社計画(明治四四年八月) ほか)
4 海底トンネル時代(海底鉄道トンネル構想(大正八年七月);タイ米の輸入(大正一三年一二月) ほか)
5 朝鮮戦争と門司港(出光佐三の原爆批判(昭和二〇年八月);占領下の港と米軍兵士の犯罪(昭和二六年) ほか)
軍港・国際貿易港として発展してきた門司と下関、二つの港は近代化をどのように見てきたのか。
関門鉄道トンネル(世界初)、関門国道トンネル(車道と人道)、関門大橋、新関門トンネル(新幹線)、関門連絡船という6つの連絡路をもつ門司と下関。この二つの港=関門港が明治日本の近代化にいかに重要な役割を果たしたのかを描いた一冊。明治22年の門司港築港に始まる黎明期から昭和戦後の高度経済成長期までを中心に、人と物資の一大交流拠点・国際貿易港として発展していくようすを現地調査と聞き書き、文献の分析をもとに克明に紹介していく。近代化遺産の宝庫でもある関門エリアをより深く知るための書。