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[BOOKデータベースより]
小説「紀ノ川」の謎―“虚”と“実”の綾織り(有吉佐和子の創作態度;小説「紀ノ川」に描かれた“虚”と“実”;豊乃から花へ、そして華子へ;長編「紀ノ川」に吸収された短編小説「死んだ家」;華子の立ち位置―歌舞伎・舞踊との関わり;物語の詩と真実)
[日販商品データベースより]付章・資料(歌舞伎関係資料―アメリカ留学時代;訪問記―「歌舞伎の話を訊く」(抄);物語と演劇の融合―初期資料拾遺)
『紀ノ川』研究の真髄を観る!
著者の半田美永氏は、有吉佐和子と同郷であり、紀ノ川流域の歴史・地理・民俗等に精通している。「花・文緒・華子」という、明治・大正・昭和三代の系譜を物語る作品として理解されてきた本作を、物語の〈詩と真実〉の落差に注目、第三部の華子のまなざしの行方を問題とした。作品に封印された〈真実〉とは何か、その解明を試みた画期的な一冊である。(明治大学名誉教授・林雅彦)
史実に架空の人物を配することによって、新たな《真実》獲得するというのが、有吉佐和子の物語観であり、史実そのものを超えたところに、彼女の作品世界が構築される。このような創作態度は、彼女のほぼ作品の全てにみられることであり、学問的に未解決な歴史的事象こそが、作品の素材として選択されることになる。(序章より)