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立東舎 リットーミュージック 朝霧カフカ
点
文豪の生涯を彩る、土地の記憶とエピソード。銀座のバーで坂口安吾にケンカをふっかける中原中也、大阪で谷崎潤一郎とのちの伴侶を引き合わせた芥川龍之介、京都の街路をそぞろ歩く夏目漱石と正岡子規、土蔵で創作に励んだ江戸川乱歩など、文豪ゆかりの聖地を逸話込みで紹介。
第1章 泉鏡花がみた「紅露時代」の文豪(泉鏡花―金沢で怪異に親しみ、神楽坂で開花した文才;尾崎紅葉―港区を愛した「職人気質」の芸術家 ほか)第2章 夏目漱石とその遺伝子(夏目漱石―熊本、東京、京都に残された足跡;正岡子規―松山と東京をつないだ創作へのエネルギー ほか)第3章 川端康成と世代を超えた友(川端康成―鎌倉から日本の美しさを歌った寡黙な趣味人;横光利一―下北沢にいまも響く靴音 ほか)第4章 中原中也と「無頼」の文豪(中原中也―京都での出会い、鎌倉での別れ;太宰治―三鷹に眠る無頼の魂 ほか)第5章 畸人作家列伝(江戸川乱歩―土蔵で執筆という伝説を生むほどの「人嫌い」;森〓外―サロンとして機能した「観潮楼」での歌会 ほか)
本書のカバーを飾るのは、中原中也と小林秀雄の鎌倉・妙本寺での「仲直りの図」。ときは中也の没年である1937年、海棠の花が散る美しい季節のことでした。文豪には、その生涯を彩るエピソードとセットになった、土地の記憶が数多く残っています。例えば......夏の夜、京都の街路をそぞろ歩くまだ学生服姿の夏目漱石と正岡子規。師・尾崎紅葉への軽口を許せず、自宅で徳田秋声に殴りかかった泉鏡花。銀座のバーで坂口安吾にケンカをふっかける中原中也。自宅の土蔵でロウソクを1本立てて創作に励んだという江戸川乱歩、川端康成の自宅庭先で歓談する、伊藤整と三島由紀夫、などなど。こうした逸話の舞台のなかには、私たちが訪れることができる文豪たちのゆかりの地がたくさん残されています。本書ではそんな文豪30名の聖地エピソードを、特に交流の深かったグループごとに紹介しています。お互いの関係がよりはっきりわかるよう相関図も掲載。第五章は、「畸人作家列伝」としてここまでのグループに入りきらなかった個性的なエピソードを持つ文豪たちの豪快なエピソードをまとめています。生身の人間でもあった文豪たちが実際の土地に残していった痕跡を愛で、往時に思いをはせていただけたら幸いです。イラストレーション:鈴木次郎
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
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[BOOKデータベースより]
文豪の生涯を彩る、土地の記憶とエピソード。銀座のバーで坂口安吾にケンカをふっかける中原中也、大阪で谷崎潤一郎とのちの伴侶を引き合わせた芥川龍之介、京都の街路をそぞろ歩く夏目漱石と正岡子規、土蔵で創作に励んだ江戸川乱歩など、文豪ゆかりの聖地を逸話込みで紹介。
第1章 泉鏡花がみた「紅露時代」の文豪(泉鏡花―金沢で怪異に親しみ、神楽坂で開花した文才;尾崎紅葉―港区を愛した「職人気質」の芸術家 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 夏目漱石とその遺伝子(夏目漱石―熊本、東京、京都に残された足跡;正岡子規―松山と東京をつないだ創作へのエネルギー ほか)
第3章 川端康成と世代を超えた友(川端康成―鎌倉から日本の美しさを歌った寡黙な趣味人;横光利一―下北沢にいまも響く靴音 ほか)
第4章 中原中也と「無頼」の文豪(中原中也―京都での出会い、鎌倉での別れ;太宰治―三鷹に眠る無頼の魂 ほか)
第5章 畸人作家列伝(江戸川乱歩―土蔵で執筆という伝説を生むほどの「人嫌い」;森〓外―サロンとして機能した「観潮楼」での歌会 ほか)
本書のカバーを飾るのは、中原中也と小林秀雄の鎌倉・妙本寺での「仲直りの図」。ときは中也の没年である1937年、海棠の花が散る美しい季節のことでした。
文豪には、その生涯を彩るエピソードとセットになった、土地の記憶が数多く残っています。
例えば......夏の夜、京都の街路をそぞろ歩くまだ学生服姿の夏目漱石と正岡子規。師・尾崎紅葉への軽口を許せず、自宅で徳田秋声に殴りかかった泉鏡花。銀座のバーで坂口安吾にケンカをふっかける中原中也。自宅の土蔵でロウソクを1本立てて創作に励んだという江戸川乱歩、川端康成の自宅庭先で歓談する、伊藤整と三島由紀夫、などなど。こうした逸話の舞台のなかには、私たちが訪れることができる文豪たちのゆかりの地がたくさん残されています。
本書ではそんな文豪30名の聖地エピソードを、特に交流の深かったグループごとに紹介しています。お互いの関係がよりはっきりわかるよう相関図も掲載。第五章は、「畸人作家列伝」としてここまでのグループに入りきらなかった個性的なエピソードを持つ文豪たちの豪快なエピソードをまとめています。
生身の人間でもあった文豪たちが実際の土地に残していった痕跡を愛で、往時に思いをはせていただけたら幸いです。
イラストレーション:鈴木次郎