- 豊明絵草紙 祭礼草紙
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- 価格
- 30,800円(本体28,000円+税)
- 発行年月
- 2025年09月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784840623926
[日販商品データベースより]
豊明絵草紙 一巻 鎌倉時代 【重要文化財】
鎌倉時代に盛行をみた白描物語絵巻の一つ
本巻詞書は他に伝本なく現存唯一
白描で調度や障屏画などを緻密に表現する。絵様は引目鉤鼻の系統を引き、唇などにわずかに朱を入れる。若くして中納言・左大将を兼任し、美しい妻と男女両三人の子に恵まれた主人公が、妻を病に亡くしたことで世の無常を悟り出家、庵を結んで念仏三昧の日々を送っていたところに、子息の少将が弟の若君の死を告げる。厭離穢土の心をいよいよ深くした主人公は、念仏の名号を唱え往生を遂げる、という内容。名称は「豊明のよなよなは」から始まる冒頭部をとったものである。この冒頭部は後深草院二条の「とはずがたり」の一節と一致しており、他にも類似する箇所が少なくないこと、漢籍・仏典の引用に教養豊かな作者が想定されることから、本絵巻の詞書を二条の作とする説がある。
祭礼草紙 一巻 室町時代 【重要文化財】
室町後期の大和絵草紙
祭礼の様子を描いた詞書のない絵巻
何らかの祭礼の様子を描いたもので、詞書はない。巻頭の饗応の場面は、室町後期における会所(和歌会や茶の湯など種々の会合に用いられた座敷)の室礼を描いたもので、豪華な唐物磁器をふんだんに飾り付けた様子は、建築史・美術史の上でも注目されている。座敷の横には風呂が設けられており、夏風呂に入って茶を喫する淋汗茶湯を描いた実例とされる。続いて、祭礼の準備のため調度などをかつぎ出す者たち、盛装し供を連れた馬上の女二人、騎馬の稚児と甲冑を身に着けてそれに付き従う地下人たちの行列、様々な故事・和歌に題をとって当時「風流」とよばれた作り物を頭上にかついだ人々の行列、ミニチュアの神輿をかつぐ子どもたちなどが描かれる。
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