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- ピートのスケートレース
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第二次世界大戦下のオランダで
世界傑作絵本シリーズ
The greatest skating race.- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2011年11月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784834026672
[BOOKデータベースより]
身に危険のせまる姉弟を、ベルギーのおばさんの家まで無事送りとどける―それが、じいちゃんからまかされたことだった。ピートは不安や恐怖と戦いながら、凍った運河をすべってゆく…戦争のさなか、10歳の少年の挑戦がはじまる。
[日販商品データベースより]第二次大戦下のオランダ。10歳の少年ピートの夢は、いつの日かオランダ最大のスケートレースに出場すること。冬のある日、ピートは、父親がナチスに捕らえられた姉弟を隣国ベルギーに逃がす手助けをすることになりました。国土はドイツに占領され、行く手には警備兵が目を光らせています。命がけで凍った運河をスケートで滑らなくてはなりません。3人は無事国境を越えられるのか……。ピートのスケートレースのはじまりです。
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オランダも第二次世界大戦では被害国としての歴史があるのですね。
ドイツ軍に占領されたオランダでの、レジスタンス。
イギリスと秘密で通信していたヨハンナの父親がドイツ兵に連れ去られ、危険を感じたヨハンナと弟をベルギーまで送り届ける。
10歳のピートがおじいさんから託された役割でした。
凍った運河をスケートで滑り続ける子どもだけの旅。
途中でドイツ兵の検問を受け、あるところでは橋の下に隠れ、他には隠れる場所もない大冒険。
実話を基にしたお話なのでしょうね。
それだから、このスリル感は命がけだし、スピード感は必死さを込めています。
運河を200キロも滑るスケートレースにあこがれを持ち、親がスケート造りを仕事にしていたからでしょうか。
ピートでなくてはできなかった偉業だと思います。
戦争の影と死と隣り合わせの生活。
後書きを読んで、ヨハンナの父親は帰らなかったことを知って、改めて、ピートがなしえたことがどれだけのことだったか、ドイツ兵に止められたときに自分を見失わなかったピートの強さがいかなるものだったか、考えさせられました。
あまり身近に感じられない話だけに、子どもたちとじっくりと受け止めたいお話でした。
(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子15歳)
【情報提供・絵本ナビ】