[BOOKデータベースより]
経営史家が照射する外資の実態と論理。外国資本との提携や海外での直接投資は、企業経営にいかなる影響を及ぼすか。「インバウンドとアウトバウンド」「シナジーとコンフリクト」「作用と反作用」という3つの論点に即し、日本・中国・タイ・アメリカ・ドイツに関連する4つのケースを取り上げて、国際関係経営史の視角から濃密な分析を加える。
外資の経営史の意義と課題
第1部 外資提携のインパクト(産学官連携を変えたシナジー:中国・東軟集団;高収益実現とコンフリクト:日本・東燃)
第2部 海外直接投資の反作用(外国での創業と本国への帰還:ドイツ・イリス商会;直接投資を契機とした企業構造の転換:日本・味の素)
要約・貢献と残された課題
外資との提携や海外の直接投資は,企業経営にどう影響を及ぼすか。3つの論点に即し,国際関係経営史の視角から濃密な分析を展開。