[BOOKデータベースより]
西洋化が進む激動の時代、文明開化の波に浮かれ、日本人は大切なものを失ってしまった。「文明はあらゆる限りの手段をつくして、この個性を踏みつけようとする」人間関係が希薄になり、誰もが孤独を抱える現代に、近代日本の問題を悩み抜いた文豪・夏目漱石の言葉が響く。
第1章 悩む(人間の寿命;人間の目的 ほか)
第2章 励ます(進むべき道;人に教えること ほか)
第3章 見通す(誠実であること;浪漫派的現実と自然主義的現実 ほか)
第4章 生きる(粋なファッション;偏愛的美食家 ほか)
「私は淋しい人間ですが、ことによるとあなたも淋しい人間じゃないですか」「一人ぼっちは崇高なものです」…。小さなことにとらわれず、天地自然に身をゆだねる。没後100年目に蘇る明治の偉人の「効く」名言集。
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明治・大正時代に活躍し今も愛される文豪・夏目漱石の珠玉の名言が、「100の言葉」シリーズに登場。監修は『心を癒す 漱石の手紙』(小学館文庫)などの著書や月刊『サライ』(小学館)公式サイト「サライ.jp」で毎日更新の「日めくり漱石」の連載で知られる矢島裕紀彦氏。時代と格闘しながら漱石が考え抜いた問題の多くは、没後100年を経た現代の私たちが日々感じていることととても似ています。会社や学校、家庭での人間関係など日々の生活に疲れたとき、漱石の言葉は、心の重荷をふわっと軽くしてくれる名言に溢れています。本書では小説やエッセイといった作品だけでなく、漱石が友人や弟子、家族に宛てた手紙からも多数、言葉を採録。親しい人間たちに送った励ましや愚痴、決意の言葉など、漱石自身の人となりもわかる名言集です。