[BOOKデータベースより]
権威主義的国家「中国」が世界経済を支配するという状況が確実に進行している。アメリカの自由市場資本主義が行き詰まり、各国が中国市場へのアクセスを渇望する状況につけこんで、中国は経済を「兵器化」してその影響力を増大させてきた。武漢から広まったコロナ・パンデミックを逆手にとり、大量の医療用品を各国に供給することで支配力を広げ、経済的浸透と市場アクセスを武器に、ハリウッドも大学もその影響下におさめ、ITネットワークに介入して情報を統制し偽装してコントロールする。巨大な市場を背景に経済を目に見えない「兵器」として世界の支配を進めている中国の恐るべき実態を詳細な取材をもとに描き出す。
イントロダクション コロナ・パンデミック
第1章 権威主義的エコノミック・ステイトクラフト
第2章 マスクに群がった世界
第3章 中国の「二重機能戦略」
第4章 ハニートラップと姉妹都市
第5章 「ズーム」イン
第6章 WHOと中国共産党
第7章 ニセ情報(ディスインフォメーション)戦略
第8章 オーストラリアの戦い
第9章 香港で何が起こっていたのか
第10章 政治利用された中国製ワクチン
第11章 民主的な経済戦略のために
権威主義政府「中国」が世界経済を支配するという状況が確実に進行している。
アメリカの自由市場資本主義が行き詰まり、各国が中国市場へのアクセスを
渇望する状況につけこんで、中国は経済を「兵器化」してその影響力を増大させてきた。
武漢から広まったコロナ・パンデミックを逆手にとり、大量の医療用品を各国に供給することで
支配力を広げ、経済的浸透と市場アクセスを武器に、ハリウッドも大学もその影響下におさめ、
ITネットワークに介入して情報を統制し偽装してコントロールする。
巨大な市場を背景に経済を目に見えない「兵器」として世界の支配を進めている
中国の恐るべき実態を詳細な取材をもとに描き出す。