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[BOOKデータベースより]
自身の父親の死を契機に、フィナンシャルタイムズのベテラン記者だった著者は、世界各地にさまざまな「葬送」の姿を訪ね歩いた。文化や社会によって死のとらえ方、悲しみ方、儀式のあり方はきわめて多種多様なかたちをもつ。それらの歴史的経緯もたどりつつ、人間にとっての「死」と「死者」の意味を問う。紀行文のように綴られた文章には臨場感があり、多様な死の儀式を追体験するうちに、私たち自身の「死」のあり方を考えさせてくれる。
父の死
嘆き―イラン、涙の壷
炎の陶酔―バリ、美しい炎上
怖ろしい静寂―シチリア、死の展示
箱の中―ガーナ、夢みる棺
永遠への旅支度―香港、来世への錢別
豚を育てる―フィリピン、集い合い
異国の片隅―カルカッタ、望郷の眠り
骨そして骨―チェコ、とある礼拝堂
再会―メキシコ、オアハカの祭壇で
最終章―小さくきっちりの荷造り
悲しみのかたち、死者のゆくえ、遺されたものたち…。人はどのように「人の死」を扱ってきたのか。バリ、シチリア、インド、メキシコなどで、様々な「弔い」の姿を見つめつづけた傑作ノンフィクション。
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価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2024年02月発売】
自身の父親の死を契機に、フィナンシャルタイムスのベテラン記者だった著者は、世界各地にさまざまな「葬儀」の姿を訪ね歩いた。文化や社会によってきわめて多種多様なかたちをもつ儀式の歴史的経緯もたどりつつ、人間にとっての「死」と「死者」の意味を問う。ルポルタージュ風に綴られた文章は読みやすく臨場感があり、多様な死の儀式を追体験するうちに、いつか私たち自身の「死」に思いをいたらせてくれる好著。