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[BOOKデータベースより]
ペナルティではルールを守らせることはできない。イジメ、指示待ち人間、解釈改憲など具体的状況からルールを維持する方法、破る方法、そしてルールを活かし運用するリテラシーが見えてくる。あらたな共働のための社会学的分析。
第1章 ルールとゲーム―ルールリテラシーの大前提
[日販商品データベースより]第2章 ルールとペナルティ―ペナルティでルールを守らせることができるのか
第3章 ルールの論理―なぜルールは守らなくてはならないのか
第4章 ルールの参照可能性―私たちはルールに縛られているのか
第5章 ルール違反と排除―ルールを破るとどうなるのか
第6章 免責・排除・赦し―ルールはどうすれば維持できるのか
第7章 ルールとペナルティ2―ルールによる統制とペナルティによる統制はどのように違うのか
第8章 直接ルールと間接ルール―命令に従っていればそれでいいのか
第9章 禁止と強制―「してはならないこと」にだけ気をつけていればよいのか
第10章 ルールの破り方―ルールに縛られないためにはどうすればいいか
最終章 ルールとは何か
◆ペナルティではルールを守らせることはできない!
るでしょう。しかし、著者によれば、その方法はルールを罰と報酬のゲームと捉える誤解にもとづいており、ルールが持つ可能性を損ねるというのです。賞罰や道徳で誘導する方法を離れ、ルールとは他者と協力するための技術であるという認識に立ち、ルールを維持する/あえて破るなどの実践を分析すると、ルールを活かし運用する能力=ルールリテラシーが見えてきます。いじめから解釈改憲まで、ルール観を一新する実践志向の社会学書です。著者は富山大学人文学部教授。