[BOOKデータベースより]
ジョブ型雇用の代表格である派遣労働者は、どのような思いで働き、自身のキャリアと向き合っているのか。また、どのような困難や課題を抱えているのか。派遣労働者などへのインタビュー、千六百五十人へのウェブ調査を組み合わせて、実態を明らかにする。
第1章 事務職派遣労働者の直接雇用転換と選択
第2章 事務派遣労働者の働き方と自律性
第3章 派遣労働を積極的に選択するのは誰か
第4章 派遣労働の現状と課題―派遣労働者として働く人たちの自己概念に注目して
第5章 派遣労働者の働く現状と満足度―ウェブ調査の結果から
第6章 事務職派遣労働者の無期雇用派遣転換と選択
第7章 二〇一五年派遣法改正が増幅した「正社員」の多様化―無期雇用派遣社員とは:技術者を中心として
第8章 派遣労働者をめぐるハラスメント
補論 新型コロナウイルスの影響と派遣労働
ジョブ型雇用の代表格であり、「自由な働き方」というイメージもある派遣労働者は、どのような思いで働き、自身のキャリアと向き合っているのか。インタビューやウェブ調査を駆使して、雇用や格差などの実情を明らかにし、多様な働き方の可能性を検証する。