[BOOKデータベースより]
夢と期待を乗せた客船が洋上を駆け巡った洋行の時代、「海の外に出る」ことは生きることそのものだった。小説やエッセー、絵はがきや旅行パンフレットほかの史料を示しながら、江戸末期から戦前期までの船旅と暮らしとが結び付いていた時代を活写し、想像を超える逸話や苦難の道中の数々を紹介する。
タイタニック号、いまだ色褪せず
船の旅、苦しみから楽しみへ
礼儀作法と社交の振る舞い
「風俗画報」の日本郵船特集号を読む
豪華客船の第一号、天洋丸出航
「優秀客船」とは何か
覇を競う二人の女王の物語―ノルマンディ号とクィーン・メリー号
乗客の最大の楽しみは食事だった
客船だからこそのおもてなし
ゲーテも夢想した二大運河を通航
旅情の波間を進む連絡船
世界一周という壮大な旅のなかで
悲喜こもごもの移民船
「南洋の島々」という新しい世界へ
活字が伝える船旅の魅力―新しい書物と怪事件と白昼夢
夢と期待を乗せた客船が行き交った洋行の時代を小説やエッセー、絵はがきや旅行パンフレットほかの史料から紹介して、異国文化への憧憬と交流、華やかな出港とその後の苦難の道中、長期間の船上生活を再現する。発掘した140点の図版が旅情をかき立てる。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。