- 日清戦争論 日本近代を考える足場
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- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2020年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784780719680
[BOOKデータベースより]
歴史は司馬遼太郎では語れない近代日本が踏み込んだ日清戦争(1894年)からの50年戦争。知ることが認識になる。
1 日本の戦争とは何だったのか(日本国民にとっての日清戦争;「明治一五〇年」と日本の戦争;「明治」期の三つの戦争は何をもたらしたか;『坂の上の雲』と日本近現代史)
2 戦争に向きあう日本社会(国権派の日清戦争―『九州日日新聞』を中心に;日本国民の参戦熱;戦争を伝えた人びと―日清戦争と錦絵をめぐって;軍隊と日清戦争の風景―文学と歴史学の接点;戦争を受け入れる社会はどのように創られたのか;軍夫の日清戦争)
3 日清戦後の日本社会(「嘗胆臥薪」論と日清戦後社会;武士道はなぜ生き残ったのか―日本における近代軍隊の成立をめぐって;東アジアの近代と韓国併合)
エピローグ―“明治一五〇年”と日本の敗戦
歴史は司馬遼太郎では語れない
近代日本が踏み込んだ
日清戦争(1894年)からの50年戦争。
知ることが認識になる
〜 〜 〜 〜 〜
〈日清戦争〉は単なる〈戦争の記憶〉の一つである。しかしそれ以上でもある。近代日本が最初に取り組んだ対外戦争だから。首相伊藤博文や外相陸奥宗光は何を考えて、戦争に踏み切ったのか。日本の軍隊は外国でどのように戦ったのか。本書はそこには焦点をあてず、長いスパンで日本の戦争を捉え直す第T部、日清戦争を受けとめた国民を考察した第U部、日清戦後の日本を述べた第V部の構成とした。その意味では本書はいわゆる〈司馬史観〉への反論である。(「プロローグ」より抜粋)
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