- 中高生のための詩のつくりかた 言葉で世界を紡ぐ40のヒント
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- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2025年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784780430219
[BOOKデータベースより]
この瞬間の心や感覚を、あなたの言葉で表してみませんか?想いを込める表現力から特徴の持たせ方まで、気持ちを言葉で表す方法をやさしく解説します。
第1章 詩を書く前のレクチャー(詩とは何か;抒情詩とは何か;口語詩・文語詩とは何か;散文詩とは何か;詩のリズムについて;詩を書くことと読むこと;詩の難しさについて;日本の詩の歴史1―近代詩;日本の詩の歴史2―第二次世界大戦後の詩;日本の詩の歴史3―二〇〇〇年代以降の詩を中心に)
第2章 詩を書くためのレクチャー〜言葉を「つなぐ」〜(言葉を「つなぐ」こと;「つなぐ」1―形をつなぐ;「つなぐ」2―動きをつなぐ;「つなぐ」3―人と自然(動物)をつなぐ;「つなぐ」4―人と自然(植物)をつなぐ;「つなぐ」5―人と道具をつなぐ;「つなぐ」6―つながらないモノをつなぐ;「つなぐ」7―言葉を集めてつなぐ;「つなぐ」8―音をつなぐ;Column1 詩の構造と呼び方)
第3章 詩を書くためのレクチャー〜言葉を「ずらす」〜(言葉を「ずらす」こと;「ずらす」1―抽象を具体にずらす;「ずらす」2―対句をならべる;「ずらす」3―同じ言葉をくり返す;「ずらす」4―あたり前のことをそれらしくなく書く;「ずらす」5―身体感覚をずらす;「ずらす」6―表記の工夫;「ずらす」7―理屈をずらす;「ずらす」8―景色をずらす;実作例1「象」;実作例2「うつわ」;Column2 擬音語と擬態語)
第4章 ステップアップしたい人のためのレクチャー(詩の素材をどのように見付けるか;引用を組み合わせて書く;詩の読み方について―詩を読むか?詩人を読むか?;Column3 「比喩」の種類;ヴィジュアル・ポエトリー;物語のある詩を作る;詩はきれいにまとめなくても良い;詩を投稿してみよう;詩集を作ってみよう;「詩は表現ではない」のか?;詩と社会はどうかかわる?)
★ この瞬間の心や感覚を、
あなたの言葉で表してみませんか?
★ 想いを込める表現力から
特徴の持たせ方まで、
気もちを言葉で表す方法を
やさしく解説します。
◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇
おそらく今、私たちは人類の歴史上に例のない、
「つながり」の時代を生きています。
どんなに遠く隔てた場所にいる人とも、
どんな時でも、私たちはスマホやタブレット一台で
一瞬にして「つながる」ことができます。
言葉を交わすことができます。
しかしながら、簡単に手に入れることのできる
「つながり」に飛びついて、
孤独な時間を私たちは
捨ててしまってよいのでしょうか。
誰かとすぐに分かち合ってしまうのではなく、
自らの中の複雑な部分にじっくりと立ち向かうこと、
掘り下げてみることを通じてはじめて、
たどりつける場所もあるのではないでしょうか。
詩は、そのような孤独に価値を見出す人、
あるいは価値を見出すべきか
迷っている人のためにある言葉です。
言葉という器にはさまざまなものを盛ることができます。
「詩」に盛り付けられるのは、
個人的で孤独な、
果たして他人が足を踏み入れたところで
はっきり形を知ることができるかどうかもよくわからない、
不安定ではかないものです。
しかし、それらを言葉という
誰でもふれられる形として残しておくことは、
人間とはどういうものかという理解の枠組みを、
新たに切りひらいてゆくことに通じるのです。
久谷 雉
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ 第1章
詩を書く前のレクチャー
* 詩とは何か
* 抒情詩とは何か
* 口語詩・文語詩とは何か
* 散文詩とはなにか
* 詩のリズムについて
・・・など
☆ 第2章
詩を書くためのレクチャー
〜言葉を「つなぐ」〜
* 言葉を「つなぐ」こと
* 形をつなぐ
* 動きをつなぐ
* 人と自然(動物)をつなぐ
* 人と自然(植物)をつなぐ
・・・など
☆ 第3章
詩を書くためのレクチャー
〜言葉を「ずらす」〜
* 言葉を「ずらす」こと
* 抽象を具体にずらす
* 対句をならべる
* 同じ言葉をくり返す
* あたり前のことをそれらしくなく書く
・・・など
☆ 第4章
ステップアップしたい人のためのレクチャー
* 詩の素材をどのように見付けるか
* 引用を組み合わせて書く
* 詩の読み方について
* ヴィジュアル・ポエトリー
* 物語のある詩を作る
・・・など





















