[BOOKデータベースより]
文武を鍛え、世のため役立つ。“家康に天下を取らせた男”鳥居元忠の末裔が藩主。三万石の小藩ながら徳川家譜代の重臣として、人材育成の風土を築く。学問と医薬の街の物語。
プロローグ 壬生藩物語…その前に
第1章 壬生藩と大名―外様大名の左遷地は将軍のお気に入りの大名が封じられる城へと変貌した。
第2章 壬生城本丸御殿と徳川将軍家―二代から四代将軍と頻繁に行われた日光社参、壬生城の果たした役割は大きい。
第3章 名門鳥居藩の誕生―鳥居元忠の末裔が入封した江戸後期、安定した藩政が展開した。
第4章 壬生藩鳥居家の学問―壬生藩初代忠英の蒔いた学問の種は、明治の日本で開花した。
第5章 壬生の幕末動乱―勤王と佐幕の狭間で翻弄されながらも勤王の藩として維新を迎えた。
エピローグ 醫・医まち壬生
関ヶ原の戦いの後、徳川家康の子・結城秀康の領地となり、その後、徳川譜代の大名たちが入るが、加藤家の時代に百姓一揆が起こり、伏見城の攻城戦で討ち死にした鳥居元忠を祖に持つ鳥居家と入れ替わる。この時、近江水口から現在栃木県の名産品となっている干瓢を持ってきたという。鳥居家は殖産事業に積極的に取り組み、藩校をつくって蘭学を盛んにした。咸臨丸でアメリカに渡った齋藤留蔵、太田胃散の創業者・太田信義など多彩な人材が輩出した藩の歴史を豊富な図版・写真とともに紹介。
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