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[BOOKデータベースより]
第一次世界大戦によって束縛から解き放たれた女たちが向かったのは、女であるがゆえに立つことを許された中途半端な場所、中間地帯(ノーマンズランド)であった。戦争を生き抜いた8人の女性作家たちの強い視線を追う。
はじめに戦争ありき―中間地帯(ノーマンズランド)の女性作家たち
[日販商品データベースより]戦争の影を求めて―『歯科記録』からドロシー・リチャードソンの『遍歴』を読む
女たちの戦争―レベッカ・ウエストの『兵士の帰還』を読む
もう一人のジェイコブ―ヴァージニア・ウルフの『ジェイコブの部屋』と戦争
不在の戦争、あるいは享楽の反復―キャサリン・マンスフィールドの「至福」を読む
心に開いた生の傷―メイ・シンクレアの『ロマンティック』を読む
「戦争は私の信念を裏切り、私の愛を嘲った」―ヴェラ・ブリテンの『青春の遺言書』と『暗い満ち潮』を中心に
中間地帯という居場所―ラドクリフ・ホールの『孤独の泉』を読む
母と娘が紡ぐ残酷物語―ヘレン・ゼナ・スミスの『西部戦線異状あり 戦争の継子たち』を読む
第一次世界大戦は女性の社会進出の契機にもなり、さまざまな新しい価値観がもたらされた。
本書に取り上げられたイギリスの女性作家たちは、必ずしも第一次世界大戦をテーマに筆を執っているわけではない。しかし、戦争の時代を生きたすぐれた女性作家たちのその作品からはトラウマティックな戦争体験が透けて見える。そしてむしろその声は直接的に戦争に関わらざるをえなかった男たちよりも雄弁でさえある。
イギリスを代表する8人の女性作家たちの、それぞれの第一次世界大戦を気鋭の研究者が読み解く。