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- さぶ
-
- 価格
- 901円(本体819円+税)
- 発行年月
- 2010年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784758434652
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
私なら、迷うことなく、山本周五郎の『さぶ』を1冊の本として持っていきます。
対照的なパーソナリティを持つ栄二とさぶを描いた物語です。映画にもなっていたそうです。
この小説のタイトルが『さぶ』となっているのが、実は非常に象徴的だと私は思っています。
目立たない存在のさぶが、何かとスポットライトを浴びる栄二と奇妙にウマが合うのが、私には、実は、いまだに不思議なのです。
しかし、縁の下の力持ち的存在であるさぶが、実は栄二にとっては、なくてはならないパートナーなんだと、何回か読んで、初めて把握できました。
『さぶ』を初めて読んだのは、たしか、23か24歳の若いころでした。それから30年経過してあらためて読んだとき、私は、さぶの存在感に気づき、魂をゆすぶられるような感動を覚えたのです。以来、ことあるごとに読み返しています。
私の人生の最高の書といっても過言ではありません。ときどき、他人へのプレゼントとして『さぶ』を贈っているほどです。
[BOOKデータベースより]
才走った性格と高すぎるプライドが災いして人足寄場に送られてしまう栄二。鈍いところはあるがどこまでもまっすぐなさぶ、ふたりの友情を軸に、人の抱えもつ強さと弱さ、見返りを求めない人と人との結びつきを描き、人間の究極のすがたを求め続けた作家・山本周五郎の集大成。