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[BOOKデータベースより]
数え切れない日常のわずかな出来事が記憶され、時には忘れられた出来事が掘り起こされる。こうした記憶と「記念」に関する問題、それを促した歴史意識を多様な素材を通じて検討。近代日本の歴史意識や郷土意識を論じた十二本の論考を、「史家と歴史イメージ」「由緒と顕彰」の二部に編成する。近現代日本において、「歴史」が果たした役割を考察する。
第1部 史家と歴史イメージ(『自由党史』の編纂方針と記述の変容;一九一〇年代の自治体史編纂と「史料」―『名古屋市史』編纂事業を事例として;象徴天皇制と歴史意識;郷土意識とジェンダー―長崎の“対岸”稲佐の歴史的空間化と“稲佐お栄”;中国における戦争記憶の構築について―「抗日戦争」の表象を中心に;「近現代歴史学」の画期と連続)
[日販商品データベースより]第2部 由緒と顕彰(津和野藩における藩祖祭祀と神格化;水戸藩史料の編纂と徳川斉昭の贈位―明治期における水戸藩の顕彰;元寇殉難者贈位と近代日本;大正期における楠公夫人顕彰と女子教育;一九三〇年代における歴史顕彰と神社創建;南朝への視線―王政復古の歴史意識)
数え切れない日常のわずかな出来事が記憶され、時には忘れられた出来事が掘り起こされる。こうした記憶と「記念」に関する問題、それを促した歴史意識を多様な素材を通じて検討。近代日本の歴史意識や郷土意識を論じた12本の論考を、「史家と歴史イメージ」「由緒と顕彰」の2部に編成する。近現代日本において、「歴史」が果たした役割を考察する。