[BOOKデータベースより]
測度論に真正面から取り組み、確率論を深く理解する。分布や期待値をルベーグ積分で計算できるようになる。測度論の定理や論法を証明の中で正しく使えるようになる。
第1章 プロローグ
第2章 確率空間
第3章 分布と期待値
第4章 フビニの定理
第5章 独立性
第6章 特性関数
第7章 独立性と極限
第8章 ブラウン運動の構成
付録 測度の構成に関するまとめ
「測度論に真正面から取り組み、確率論を最大限理解する」
本書は、測度論に基づいた確率論を、深く、深く理解するための本です。
・ルベーグ積分を用いて分布や期待値の計算ができる。
・フビニの定理やディンキン族定理を証明の中で正しく使える。
これらができるようになって初めて、測度論に基づく確率論を深く理解できたといえます。そしてそのためには、具体的な計算に取り組み、定理の証明の1行1行を理解していく必要があります。
本書では、他書では割愛されがちな測度論の議論の細部に切り込みながら、確率論の基礎である「確率空間」「分布と期待値」「フビニの定理」「独立性」「特性関数」「独立性と極限の関係」「ブラウン運動の構成」を解説していきます。
確率微分方程式など、確率論の先にある理論を学習するための基礎固めとして、確かな地力を養うことができる一冊です。