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[BOOKデータベースより]
本書は、今世紀初頭のウェーバーから現在のフランクフルト学派に至るドイツ社会哲学の思想史的展開のなかで、ルカーチ(一八八五〜一九七一)が占める独自の位置と意義を探究する。ウェーバーの仕事の批判的継承関係のうちに形成された初期の思想、そしてファシズムやスターリン時代の後、フランクフルト学派との競合関係のうちに再構成されようとした晩年の思想に研究の焦点が置かれ、ウェーバー、フランクフルト学派に関するこれまでの諸研究の欠落部分を補完することが意図されるとともに、そのうえでルカーチの弁証法思想が何を継承されるべき遺産として、そして何を未決の課題として残しているのか、を解明する。
第1部 初期ルカーチにおける弁証法的方法の成立―同一の主体・客体概念の形成過程
[日販商品データベースより]第2部 ルカーチ弁証法の基幹編成―ウェーバー・ルカーチ・フランクフルト学派
第3部 ルカーチ弁証法からの展開―存在・論理・批判
ウェーバーとの批判的継承関係からみた初期の思想、フランクフルト学派との競合関係のうちに再構成されんとした晩年の思想に焦点を置きつつ、ルカーチ弁証法の独自性を追求。
目次
まえがき
第一部 初期ルカーチにおける弁証法的方法の成立-同一の主体・客体概念の形成過程
問題の提起
第一章 諸形式の問題-『悲劇の形而上学』
第二章 運命の転換
第一節 客体化-『小説の理論』
第二節 同一性-『ハイデルベルク美学論稿』
第三章 同一の主体・客体-『歴史と階級意識』
結びにかえて
翻訳資料・ルカーチ『追随主義と弁証法』
第二部 ルカーチ弁証法の基幹編成-ウェーバー・ルカーチ・フランクフルト学派
第一章 《新しいもの》という理念-ルカーチ弁証法の始源-
はじめに
第一節 芸術の哲学
第二節 ドストエーフスキー・メモ
第三節 美学の再構成
第四節 《新しいもの》という理念
第二章 客観的可能性のカテゴリー-ウェーバーから初期ルカーチへの発展
問題の提起
第一節 理念型と諒解関係
第二節 客観的可能性と階級意識
第三節 技術と官僚制
結びにかえて
第三章 ルカーチ弁証法の再構成のために-フランクフルト学派の問題圏-
はじめに
第一節 物象化と総体性
第二節 逆行と反省
第三節 技術の蜂起
第四節 自然史と歴史
結びにかえてテーゼ」の転換-
はじめに
第一節 発端と展開
第二節 再規定への基礎
第三節 批判の次元へ
暫定的結語
あとがき
人名索引(巻末)