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- 里親であることの葛藤と対処
-
家族的文脈と福祉的文脈の交錯
Minerva社会福祉叢書 54
- 価格
- 6,050円(本体5,500円+税)
- 発行年月
- 2017年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784623078639
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[BOOKデータベースより]
近年、里親制度の社会的要請は高まっている。本書は、委託率問題や支援策検討などの福祉的文脈、「親子」「家族」関係の新しさに着目する家族的文脈のどちらにも偏らず、2つの文脈が交錯する場で、時間的・関係的限定性を持つ里親が抱える葛藤を検証。また、豊富なインタビュー調査から、里親を取り巻く諸機関、長期的養育の困難性、里親委託終了後の関係性などを考察。里親制度の基本概念や先行研究も詳説し、里親の立場とその可能性を探究する。
序章 里親研究の射程―家族であること、社会的養護の担い手であること
[日販商品データベースより]第1章 里親養育の概況―歴史と実態
第2章 里親経験はいかに捉えられてきたのか―先行研究と本書の位置づけ
第3章 里親たちの語り―調査・分析の方法
第4章 共存する「社会的養護としての養育」と「ふつうの子育て」
第5章 家庭であること/仕事であることをめぐって―関係機関と比較した里親家庭の意味づけ
第6章 親であること/支援者であることをめぐって―実親との比較による里親の意味づけ
第7章 措置委託解除後の子どもとのかかわりにおける葛藤と対処―18歳からのはじまり
終章 里親たちの葛藤に通底する困難とその生起メカニズム
「制度」的視点、「家族社会学」的視点のいずれにも偏らず、その狭間に置かれた里親の葛藤を可視化。豊富なインタビュー調査を掲載した。里親制度の基本概念や先行研究も詳説し、里親の立場とその可能性を探究する。