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- 翼ある夜
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ツェランとキーファー
みすず書房
関口裕昭
- 価格
- 6,380円(本体5,800円+税)
- 発行年月
- 2015年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784622078418


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[BOOKデータベースより]
語りえぬ死者の声を詩に結晶させたツェランの問いを、キーファーはなぜ絵画の形で引き継いだのか。二人の創作における関わりから戦争の記憶を浮かび上がらせる、新しい評論の誕生。図版多数。
第1章 「死のフーガ」と灰の花―キーファーのなかのツェラン
[日販商品データベースより]第2章 「ボヘミアは海辺にある」―バッハマンをめぐるツェランとキーファー
第3章 変転する水晶―シュティフターをめぐるツェランとキーファー
第4章 白鳥の叫びからヴァーグナーの響きへ―キーファーのなかのヴァーグナー
第5章 ライン河とニーベルンゲン―反ユダヤ主義との戦い
第6章 “息の結晶”―ジゼル・ツェラン=レトランジュ
第7章 映画を観るツェラン―あるいはアウシュヴィッツの表象不可能性
第8章 不在の書物を求めて―オースター、ジャベスとツェラン
第9章 飛行の夢、天使の墜落―ツェランとキーファーの飛行機
第10章 灰と鉛の想像力―錬金術としての詩作と芸術
アウシュヴィッツの死者の代訴者といわれるツェランと、ナチスのイメージを呼び起こす作品で物議を醸したキーファー。ユダヤ性とドイツ性、被害と加害と対照的な二人の作品の間には、実は深いつながりがある。キーファーにはツェランの詩をテーマにした連作があり、歴史との対話をいま現在も続けている。これまで語られてこなかった二人の知られざる関係を浮かび上がらせ、戦争の記憶を問う。