[BOOKデータベースより]
過去の臨床経験を描いた4篇を筆頭に、ひととしての昭和天皇を描いた長大な表題作、いじめについて、臨床引退後の日々など39篇。久々におくる第8エッセイ集。
1(患者と医師と薬とのヒポクラテス的出会い;病棟深夜の長い叫び―ジル症候群;在宅緩和ケアい関与する;あるタイプのめまいをコントロールする)
2(「昭和」を送る―ひととしての昭和天皇)
3(笑いの生物学を試みる;「ことわけ」と「ことわり」―カテゴリー分類とその限界について;思春期親密関係における暴力に思春期以前から始めて接近する;戦争から、神戸から;危急時のリーダーシップ寸感)
4(安克昌先生と私;青木典太先生のこと;土居健郎先生と私)
5(「生きた証」を求める;株主優先でよいのか;難事に現れるリーダー;永遠の敵対国となるな;ポール・ロスさんを偲ぶ;政権交代に思う ほか)
6(いじめの政治学から;心的外傷寸感 ほか)
「みすず」連載の4篇を筆頭に、逝去直後にひととしての昭和天皇を描いた長大な表題作、いじめについて、臨床引退後の日々など多彩な文章39篇。「日時計の影」以来久々におくる、精神科医の第8エッセイ集。
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「ひととしての昭和天皇」を描く表題作はじめ、「いじめ」「3・11と震災」関係など多様な文章群。精神科医が紡いだ第8エッセイ集 『日時計の影』以来4年半ぶりにおくる第8エッセイ集。巻頭に収める『みすず』誌の連載「臨床再訪」から「病棟深夜の長い叫び――ジル症候群」をはじめとした4篇、ユニークな論考「笑いの生物学を試みる」、「いじめ」や「3・11と震災」に関連したものなど多様な文章群から成る。なかでも本書の圧巻は1989年に発表されたままなかば伝説化されていた「ひととしての昭和天皇」を描いた表題作だろう。精神科医である著者は「天皇」をどう見たのか。話題必至の書になるだろう。