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昭和期に活躍した人々の多くは、その子どものころ、戦争による飢え、ないしは飢えに近い体験をしている。だからこそ、めしが食える人間になろうとした一方で、決して、成功体験にあぐらをかくことはなかった。そして、そこには、わけもなく贅沢をする姿や、美食のための美食を追求する気質はみられない。果たして、食を通じて見えてくる、30人の素顔とは。
1 時代もの歴史もの
2 スターの周辺
3 東京エッセイ
4 笑いの源泉
5 旅と日常
6 画家の視界
7 都会の休息
8 話術あり俳味あり
昭和を生きた人々は食に自らの心の安らぎを求めたのか? その時代を中心に活躍した著名人30名の生き方と食の結びつきを探る。