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[BOOKデータベースより]
「霞が関は人材の墓場」―著者はそう切り捨てる。最高学府の卒業生、志を抱いて入省したはずの優秀な人間たちが集う日本最高の頭脳集団。しかし彼らの行動規範は、「国のため」ではなく「省のため」。利権拡大と身分保障にうつつを抜かし、天下りもサボタージュも恥と思わない…。いったいなぜ官僚たちは堕落の道をたどるのか?逼迫する日本の財政状況。政策提言能力を失った彼らを放置すると、この国は終わる。政官界から恐れられ、ついに辞職を迫られた経産省の改革派官僚が、閉ざされた伏魔殿の生態を暴く。
第1章 「政治主導」が招いた未曾有の危機(早まった日本崩壊のカウントダウン;テレビドラマ程度の対応策すら実行できなかった政府 ほか)
第2章 官僚たちよ、いいかげんにしろ(発送電の分離は十五年前からの課題だった;原発事故の一因は経産省の不作為にあり ほか)
第3章 官僚はなぜ堕落するのか(改革派から守旧派へ転じた経産省;規制を守ることが使命という「気分」 ほか)
第4章 待ったなしの公務員制度改革(増税しなければ国は破綻するという脅し;官僚一人のリストラで失業者五人が救われる ほか)
第5章 バラマキはやめ、増税ではなく成長に命を賭けよ(ちょっとかわいそうな人は救わない;年金支給は八十歳から? ほか)
いったいなぜ官僚たちは堕落の道をたどるのか。逼迫する日本の財政状況。政策提言能力を失った彼らを放置すると、日本は終わる。政官界から恐れられ、辞職を迫られた著者が、閉ざされた伏魔殿の生態を暴く。
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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:4.3)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
官僚の世界が少しは理解できたと思える一冊でした。読んでいない人は、是非、読んで欲しい一冊です。非常に読み易い本ですので。(ranhanamimi/男性/60代以上)
- 猫町
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既得権益
既得権益を持つ組織はその存在を維持することが目的となる。官僚はまさにそれで、その破壊には幕末の志士たちのような勢いがあればいいのだけれど、当然今の時代には同じような流れは難しいだろう。
物事は一面的ではない。
たぶん、官僚には官僚の言い分があるのだろうけど、「変えられない」ということはやはり問題だ。
想像力を働かせ、考えて、実行して、検証して、それでだめなら納得するが、想像力を働かせることを奪ってしまう仕組みはやはり変革すべきなのだろう。
- セキテイリュウオー
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霞が関の入門書には最適
報道番組等でおなじみの元経産省キャリアの古賀茂明さんの著書です。
官僚支配のシステムや官僚の物の考え方など、
とてもわかりやすく解説されています。
霞が関(官僚システム)の入門書には最適です。
[商品紹介]
いったいなぜ官僚たちは堕落の道をたどるのか
「霞が関は人材の墓場」―著者はそう切り捨てる。最高学府の卒業生、志を抱いて入省したはずの優秀な人間たちが集う日本最高の頭脳集団。しかし彼らの行動規範は、「国のため」ではなく「省のため」。利権拡大と身分保障にうつつを抜かし、天下りもサボタージュも恥と思わない…。いったいなぜ官僚たちは堕落の道をたどるのか?逼迫する日本の財政状況。政策提言能力を失った彼らを放置すると、この国は終わる。政官界から恐れられ、ついに辞職を迫られた経産省の改