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- 自壊の病理
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日本陸軍の組織分析
日経BPM(日本経済新聞出版本部) 日経BPマーケティング
戸部良一- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2017年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784532176204
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[BOOKデータベースより]
「東条英機は独裁者だったのか」「なぜ近衛声明を出してしまったのか」「大正期に肩身が狭かったはずの軍人がなぜ変貌したのか」―。素朴な疑問に答え、日本を敗戦に導いたエリート集団の失敗のメカニズムを、史実に基づいて解明する待望の昭和陸軍論。
昭和陸軍・自壊の病理
[日販商品データベースより]第1部 戦争指導―戦略とガバナンスの不在(戦争指導の三つの視点;戦争指導者としての東條英機―戦略と権力の不在;辻政信―優秀なれど制御能わざる人材の弊害;勝敗なき戦場―華中日本軍の膠着)
第2部 変質―政治化のメカニズム(統帥権独立の呪縛;政治化の伏線―大正期陸軍軍人の意識構造;陸軍軍人はなぜ政治化したのか―戦前日本の政軍関係)
第3部 漂流―大局観なき対外政策(「国民政府ヲ対手トセズ」―近衛声明の謎;陸軍の日独同盟論―対ソ軍事バランスへのこだわり;独ソ不可侵協定は想定外だったのか―「複雑怪奇」の舞台裏;構想力なき戦争―大東亜戦争のなかの支那事変)
●名著『失敗の本質』の著者による昭和陸軍論
本書は、『失敗の本質』『戦略の本質』で野中郁次郎氏が最も信頼しているメンバー戸部良一氏(『失敗の本質』の筆頭著者)による本格的陸軍論。戸部氏は政治学者として著名な猪木正道、高坂正堯の弟子です。
「戦前の陸軍は権力をほしいままにして対英米戦争に突入した」というステレオタイプな歴史記述に異議を申し立て、歴史家としての事実に基づいた分析を行う。「東条英機は縦割り組織に縛られリーダーシップは発揮していなかった」「大正期の肩身の狭さの反動が昭和陸軍暴走の遠因だった」「陸軍が主導した日独同盟は英米戦を全く視野に入れていなかった」など、従来の歴史書では得られなかった新たな発見が得られる知的興奮の書です。