- 伸ちゃんのさんりんしゃ
-
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 1992年06月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784494008544
[日販商品データベースより]
広島平和記念資料館に保管されている、1台の三輪車にまつわる実話をもとにした絵本。
終戦から40年の年、さびた1台の三輪車が広島平和記念資料館に新たに展示されることになりました。三輪車を寄贈した信男さんが、原爆で亡くなった3歳だった長男の伸一くんについて、息子や孫たちに話しはじめます……。
子を思う親の心、平和を願う切なる思いが胸にせまる絵本。
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伸ちゃんがねだってねだってやっと手に入れた三輪車は、おじさんのおフルでした。
戦争で使う武器のためにお寺の鐘も供出しなければならなかった時代です。
それなのに、手に三輪車で遊んでいるときに原爆が投下されました。
広島には、なんと多くの悲劇が残されていることでしょう。
助けだせた人、見捨てざるを得なかった人、運命というのには残酷なことだけれど、これが現実であることを大人は戦争体験はないまでも、多くの災害や悲劇を通して知っています。
子どもに伝えられるのは哀しさの中にある命の大切さでしょうか。
伸ちゃんと君ちゃんは一緒に埋葬されました。
仲良しの二人が手をつなぐようにして埋葬されたこと、笑い顔に似たお地蔵さんが二人を供養していてくれること、この絵本は多くの象徴を散りばめています。
一つ一つがメッセージとして伝わってくる絵本でした。(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子14歳)
【情報提供・絵本ナビ】