- 赤朽葉家の伝説
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- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2010年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784488472023
[BOOKデータベースより]
“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。―千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。旧家に生きる三代の女たち、そして彼女たちを取り巻く一族の姿を鮮やかに描き上げた稀代の雄編。第60回日本推理作家協会賞受賞。
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:4.5)
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HonyaClub.comアンケート
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「近現代史<昭和・平成>」レビューコメント
もっとも変化の激しい時代を主人公の一生とともに進みます。祖父母や父母の時代、近いような遠いような世界での出来事、変化を読むことができます。(葵/女性/20代)
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sige
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女三代記
色黒でがっしりして文字も読めず地球すら知らない女:万葉がなぜか愛らしく好感を持ってしまった。そして母親の言いつけで出自もはっきりしないその万葉を嫌がりもせず嫁にもらい馬鹿にもしないで可愛がる夫:曜司も憎めず好感が持てる。しかし“千里眼”という言葉は松岡圭祐の特許ではないのかなと思った。
“空を飛ぶ男”がこの小説の中心線となって女三代記が続くので、“空を飛ぶ”ということがどのように解決されるのかを楽しみに読み進んだのだが、この線の解決は尻すぼみでちょっとこじつけがましい。肩透かしを食った感じなのが残念だった。
千里眼を使う祖母。漫画家として一世を風靡する母。二人に怯えるニートの孫。女三代の生き様を鮮やかに綴った、桜庭一樹の名作が文庫化!