- 時計を忘れて森へいこう
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- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2006年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784488432027
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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ぽて
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森の中で深呼吸
タイトルと表紙の絵から守備範囲外と思い込んでましたが、気になる作者さん名からヒット!
なんと、ミステリ短編集でした。
楽天的と言われる女子高生の翠が出会う事件を、森の護り人が『事実』という糸を掬い上げて優しい物語を織り上げる。
これはアタリ。
3話とも、そのままにしておいたら行き違いや誤解などで、苦しさや悲しさしか残らない結果となってしまうところだったものを掬い取り解きほぐされたおかげで、前を向いて歩いていけるのでは。
優しさと思いやりに溢れていて、なるほどこれは森の中で深呼吸をした時の気持ちかもと思ったり。
[BOOKデータベースより]
同級生の謎めいた言葉に翻弄され、担任教師の不可解な態度に胸を痛める翠は、憂いを抱いて清海の森を訪れる。さわやかな風が渡るここには、心の機微を自然のままに見て取る森の護り人が住んでいる。一連の話を材料にその人が丁寧に織りあげた物語を聞いていると、頭上の黒雲にくっきり切れ目が入ったように感じられた。その向こうには、哀しくなるほど美しい青空が覗いていた…。
[日販商品データベースより]同級生の謎めいた言葉に翻弄され、担任教師の不可解な態度に胸を痛める翠は、憂いを抱えて清海の森を訪れる。さわやかな風が渡るここには、心の機微を自然のままに見て取る森の護り人が住んでいる。一連の話を材料にその人が丁寧に織りあげた物語を聞いていると、頭上の黒雲にくっきり切れ目が入ったように感じられた。その向こうには、哀しくなるほど美しい青空が覗いていた……。ミステリ作家・光原百合のデビューを飾った心やさしい物語。著者あとがき=光原百合/解説=石黒達昌