- カムパネルラ
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- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2016年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784488018221
[BOOKデータベースより]
十六歳のぼくを置いて、母は逝った。研究者だった母は、現政権の思想教育の要となっている宮沢賢治作品―とりわけ『銀河鉄道の夜』を熱心に研究し、政府が否定する「第四次改稿版」の存在を主張していた。遺言に従い、遺灰を携え花巻へ行ったぼくは、ふと気がつくと土砂降りの中、賢治が亡くなった昭和八年九月二十一日の二日前に転移していた。いまなら彼の死を阻止できるかも知れない―その一念で辿り着いた賢治の家でぼくを迎えたのは、早逝したはずの宮沢トシと、彼女の娘「さそり」だった…永遠に改稿され続ける小説、花巻を闊歩する賢治作品の登場人物―時間と物語の枠を超えた傑作長編SF!
[日販商品データベースより]宮沢賢治研究に生涯を捧げた母の死。遺言に従い、花巻まで散骨に訪れたぼくは、物語と現実が混淆する異様な殺人事件に遭遇する…。『銀河鉄道の夜』をモチーフとした傑作長編SF。
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