[BOOKデータベースより]
これ一冊で日本庭園の見方・楽しみ方が変わる!教養として身につけておきたい、歴史に名を残した人間たちの歩みと日本庭園の深い関係。足利義満は金閣寺を、稲盛和夫は和輪庵を造った。富と名声を手に入れた先に、成功者たちが目指したのは「庭」だった。
第1章 禅と瞑想(一休禅師(1394年〜1481年)と虎丘庭園(京都);宮本武蔵(1584年〜1645年)と本松寺庭園(明石) ほか)
第2章 権力の象徴(空海(774年〜835年)と神泉苑(京都);足利義満(1358年〜1408年)と金閣寺(京都) ほか)
第3章 もてなしの形(千利休(1522年〜1591年)と大徳寺黄梅院(京都);水戸光圀(1628年〜1700年)と小石川後楽園(東京) ほか)
第4章 美意識の追求(川端康成(1899年〜1972年)と祇王寺(京都);エリザベス女王二世(1926年〜)と龍安寺(京都) ほか)
足利義満の金閣寺、豊臣秀吉の醍醐寺三宝院。
そして、稲盛和夫は和輪庵を造った。
また、スティーブ・ジョブズは京都西芳寺をよく訪れていたという。
どういうわけか、富と名声を手に入れた成功者たちは、その先に、庭造りを目指し、庭にたどり着く。
これは決して偶然ではない。
歴史上の成功者たちが富と名声を得るまでの足跡をたどりながら、なぜ庭造りを目指したのか、どんな庭を造ったのかをひも解く。