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[BOOKデータベースより]
1冊の本が人類の“知の歴史”に革命を起こした―ダーウィンの「進化論」がわかる感動!画期的な生物学の道案内。予備知識なしで読める。
第1章 飼育栽培における変異
[日販商品データベースより]第2章 自然状態における変異
第3章 生存闘争
第4章 自然淘汰
第5章 変異の法則
第6章 学説の難点
第7章 本能
第8章 雑種形成
第9章 地質学的記録の不完全さについて
第10章 生物の地質学的な移り変わりについて
第11章 地理的分布
第12章 地理的分布(続き)
第13章 生物同士の類縁性、形態学、発生学、痕跡器官
第14章 要約と結論
チャールズ・ダーウィンの『種の起源』は、生物の進化がなぜ起こるのかを自然淘汰で説明し「神が天地創造の際にすべての生き物を完璧な姿でつくった」というキリスト教の世界観を覆した。コペルニクスの地動説と並び、人類に知的革命を起こした大名著である。
しかし、『種の起源』はかなりわかりにくいので、内容がきちんと理解されていない。「ダーウィンは『種の起源』で、人間の進化については一切述べていない」とか「『種の起源』によって神を否定した」など、もし読んでいればすぐに間違いだとわかるコメントが、後を絶たない。
日本でいえば江戸時代に書かれた本なので、現在からみれば間違いがたくさんある。けれど、専門的な知識がないと、どこが正しくてどこが間違いかを判断するのは難しい。これが、小説や哲学などの古典と科学書の古典を読む際の大きな違いだ。
本書は、そんな『種の起源』の重要なポイントを押さえながら、最新の生物学の知見も身につく本。
主な特徴は以下の5つ。
1)『種の起源』より薄くて、短い時間で読める。
2)現在の科学からみて、正しいか正しくないかを明記する。
3)最新の進化学の知見も、読み物として楽しく解説する。
4)『種の起源』を読んだ人の記憶に残るであろう部分は、科学的に間違っていても省略しない(もちろん間違いであることは明記する)。
5)『種の起源』を読んだときに記憶に残らないであろう部分は省略する。
つまり、読者の頭の中に、実際に『種の起源』を読んだ後と同じ記憶が残るような本、一言でいえば、『種の起源』を読んだふりができる本を目指す。