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[BOOKデータベースより]
理系読書とは、超合理的な知的生産システム。理系は、本を読んでいるその瞬間を「楽しむ」より、読書で得た知識やスキルで自分が変わるのを「愉しむ」。
序章 文系の知らないとっておきの理系の読み方(なぜ、理系は難しい本を多読できるのか?;読書のハードルを下げられるところまで下げる ほか)
[日販商品データベースより]第1章 読書の効果が劇的に高まる3つのこと(読書の効果を上げるために、本を読む前に忘れてはいけない3つのこと;理系の「問題発見力」で問題意識にピントを合わせる ほか)
第2章 読解力を高めて、読書をモノにする理系読書(超合理化サイクルを回す前に押さえておきたい3つの力;読書は「川の漁」で考えるとうまくいく ほか)
第3章 知識とスキルがたちまち3倍アップする読書の検証実験(実体験からしか生まれない「経験」が最強の学習素材となる;実行に移したい情報をオリジナルの武器に変える ほか)
第4章 わかっただけではなく、きちんとできているか?(既読本からの学びを評価しないまま、類書を読んではいけない;検証実験の「評価」で重視すべき視点―「行動」と「成果」を合わせて振り返る ほか)
読書術には、1冊の本を読む時間を節約したい「速読ニーズ」と読んだ内容を忘れない「記憶力ニーズ」があります。読書を習慣化するために必要なテクニックではありますが、それ以前に、「書いてある内容が理解できる」が重要です。
速く読めても、内容を覚えていても、読み手である自分が理解しているか――読書においての「読解力」さえ上げれば、速読や記憶力に時間をかける必要もないのです。
そこで、参考になるのが、理系の読み方です。理系は、問題を発見し、仮説を立てながら実験・検証して、自分の論をアウトプットする。理系では当たり前にやっている作業が、超合理的な読書術を生み出しました。
これまで東大生を500人以上、医大生を2000人以上輩出しているカリスマ講師である著者は、この読書術を学生に教えたところ、
・参考書を読む時間が減った(インプット時間の削減)
・読んだ内容を使って問題を解く時間が増えた(アウトプット時間が増加)
・自学自習の時間で、「自ら弱点を発見→それを潰す」というサイクルを回せた
などの成果を生み出しました。
大事なのは、「合理的」に読むことです。
具体的には、理系的な「問題発見力」と「仮説」によるスクリーニングで読むべき箇所の絞り込みを高精度で行い、読書の時短を徹底させる。さらに、アウトプットに時間を割くことができ、「実験と効果検証」により、読書によるリターンを最大化します。
この読書術を通して、一流のビジネスパーソンが持つ「問題発見力」「仮説思考力」「抽象化力」「行動デザイン力」「評価重視力」が得られ、地頭がよくなることは必至。学生から社会人まで、とにかく時間のないなか、読書効率の最大化をはかりたい人に向けて、理系が当たり前に持っているノウハウを提供します。