この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 新しい星
-
価格:847円(本体770円+税)
【2025年03月発売】
- 嵐をこえて会いに行く
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2025年02月発売】
- まだ温かい鍋を抱いておやすみ
-
価格:770円(本体700円+税)
【2023年10月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
北区の太
-
久しぶり
この作者の作品は、「桜の下で待っている」、「やがて海へと届く」以来なので久しぶり。久しぶりに読んだが、その感性・筆力は相変わらず。食べ物をモチーフにした6編の短編からなる作品。各々、世間の感覚と自分の感覚のズレに戸惑う人を主人公にしている。この作者は、こうした人間心理の機微を描かせたら当代一ではないか。6編中、私が一番気にいった作品は、「かなしい食べもの」。理由はこの作品のエンディングが、一番、将来への希望・明るさを明示しているから。タイトルから、哀しい破局を予想していたのだが、実際には..。これ以外の5編も皆、素晴らしい出来栄えで、感動必至。心の洗濯をしたい人にお薦め。
[BOOKデータベースより]
スポーツ用品販売会社に勤める素子は、同じく保育園に通う子供を持つ珠理を誘って、日帰り温泉旅行に出かけることに。ずらりと食卓に並ぶのは、薬味をたっぷり添えた鰹のたたき、きのこと鮭の茶碗蒸し、栗のポタージュスープ。季節の味を堪能するうち、素子は家族を優先して「自分が食べたいもの」を忘れていたこと、母親の好物を知らないまま亡くしてしまったことに思いを巡らせ…(「ポタージュスープの海を越えて」)。彼女が大好きな枝豆パンは、“初恋の彼”との思い出の品。病に倒れた父の友人が、かつて作ってくれた鶏とカブのシチュー。―“あのひと口”の記憶が紡ぐ6つの物語。
[日販商品データベースより]今がどれだけキツくても――“おいしい”が、きっとあなたの力になる。ほろ苦く、心に染み入る極上の食べものがたり
「遠くへ行きませんか」「行くー! 行きましょうぞ!」
スポーツ用品販売会社に勤める素子は、同じく保育園に通う子供を持つ珠理を誘って、日帰り温泉旅行に出かけることに。ずらりと食卓に並ぶのは、薬味をたっぷり添えた鰹のたたき、きのこと鮭の茶碗蒸し、栗のポタージュスープ。季節の味を堪能するうち、素子は家族を優先して「自分が食べたいもの」を忘れていたこと、母親の好物を知らないまま亡くしてしまったことに思いを巡らせ……(「ポタージュスープの海を越えて」)
彼女が大好きな枝豆パンは、“初恋の彼”との思い出の品。
病に倒れた父の友人が、かつて作ってくれた鶏とカブのシチュー。
――“あのひと口”の記憶が紡ぐ6つの物語。