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[BOOKデータベースより]
斯界の実力者が現代俳句の多彩な展開を縦横無尽に読み解いた名著の復刊。新たに秀作十八句を厳選し、「俳句の現在」の豊穣な世界へと誘う。
夜をこめて蟲の清めし曉ぞ
[日販商品データベースより]湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
野菊道数個の我の別れ行く
少年や六十年後の春の如し
白梅や天没地没虚空没
柩出るとき風景に橋かかる
うぶすなの言葉で通す冬の菊
階段が無くて海鼠の日暮かな
山を巻く一筋繩の涼しさよ
銀河系のとある酒場のヒヤシンス〔ほか〕
鑑賞は創造に通じる…。斯界の実力者が現代俳句の多彩な展開を縦横無尽に読み解いた名著の復刊。新たに秀作１８句を厳選し、“俳句の現在”の豊穣な世界へと誘う。全体を、作者の生年によって５章に分けた。