- ふたつのしるし
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- 価格
- 550円(本体500円+税)
- 発行年月
- 2017年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784344425996
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
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★プロ書店員レビュー★
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「海辺のカフカ」にオマージュしてる?
物語の序盤はあまりにもまだるっこしくて、いったいどうなってしまうのだろうと不安になってしまいます。そんなじれったさが続きながらも最後は何とかなってしまうというオチがなんとも心地よいです。1回の失敗で人生が永遠に貶まれ続けるような息苦しい時代にあって、このような物語は救いです。だからこそ疲れた時、ちょっと立ち止まるのにはもってこいの作品です。今度、近くの公園で蟻の行列でも探してみようかという気分になったりします。それにしても、このような作家さんが本屋大賞に選ばれるとは、書店員ってかなり仕事に疲れてる?
レビュアー:加藤永人 / リブロ / 男性 / 50代
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[BOOKデータベースより]
美しい顔を眼鏡で隠し、田舎町で息をひそめるように生きる優等生の遙名。早くに母を亡くし周囲に貶されてばかりの落ちこぼれの温之。遠く離れた場所で所在なく日々を過ごしてきた二人の“ハル”が、あの3月11日、東京が出会った―。何度もすれ違った二人を結びつけた「しるし」とは?出会うべき人と出会う奇跡を描いた、心ふるえる愛の物語。