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[日販商品データベースより]
公共空間から商業施設まで、たんに情報を伝えるだけでなく、共感や愛着といった人の心に働きかける数多くのサインデザインを手がけてきたデザイナーは、どのようにアイデアを発想し、育んできたのか。「記憶と痕跡」「字と美」「シルエット」「矢印」「仮設的」という五つのテーマを設け、各テーマに寄り添うスタディと過去のプロジェクトを紹介。さまざまなエピソードや、「記憶の受け皿」「遅いデザイン」といったトピックを織り込みながら、デザインと人間の認知・感情との関係を問う、10年ぶりの新著。巻末には著書インタビューを収録。
【序文より】
不確実なものをめぐってーー仮説と仮設 廣村正彰
私たちの日常で確実なものは何もない。一瞬先がどうなるか誰もわからない。
しかし人は「信じる」ことで各々の「バイアス」をつくり、
安定した生活を続けたいと願う。
デザインとは、その「バイアス」を丁寧に読み解き、
経験や知識をよすがにしながら「仮説」を立てて、社会に提案すること。
それが人々の共感や愛着を呼び、
生きる喜びや新しい感動につながるならば、理想だと思う。
デザインは、「仮説」に基づいていると同時に、「仮設」的なものであると思考した。
現代社会では新しいモノを生み続けることへの問いもある。
固定的で永続的なデザインも時には必要だろうが、
簡易的で「仮設」的なデザインでも十分役割を果たす。むしろそのほうが魅力的な時もある。
デザインでの「仮説」は、どのような効果と感情を生み出すのか?
そして、「仮設」という柔軟な考え方は、新しい価値観として受け入れられるのではないか。
この本では、いくつかのスタディや、私自身の過去の仕事を振り返ることで、
それらの問いとあらためて向き合い、デザインのもつ可能性を摸索してみたい。
【目次】
序章 不確実なものをめぐって──仮説と仮設
一章 記憶と痕跡
〓(エッセイ)観察すること
二章 字と美
〓(エッセイ)問いの旅
三章 シルエット
〓(エッセイ)デザインの速度
四章 矢印
〓(エッセイ)小さく暮らす
五章 仮設的
*
廣村正彰インタビュー
*
作品データ
略歴
引用・参照文献