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[BOOKデータベースより]
『クルアーン やさしい和訳』の編訳者・水谷周が、イスラームの碩学アフマド・アミーンの膨大な論考集『溢れる随想』全十巻から、現代日本にも通用する諸篇を選択。宗教と人生、西洋の物質主義批判、それに対してイスラームが果たすべき役割など、いずれも示唆に富み味わい深い。
第1章 人生論(知ることと知らないこと;存在について;量より質を ほか)
[日販商品データベースより]第2章 宗教論(精神生活―霊性;精神生活―頂点;精神生活―インドの逸話二編 ほか)
第3章 文明論(失われた輪;文化の価値;向上の尺度 ほか)
約50冊の書籍と700本の論考(『溢れる随想』全10巻)を残した著者アフマド・アミーンの論述は、膨大な山脈のようなものである。欧米の圧倒的な文明に直面して、社会、言語、文学、宗教、政治、文明など、あらゆる分野での改革を訴え続けた。本書はそのアンソロジーであるが、彼の人生論、宗教論、文明論の概要はすべてカバーされている。そう明言するのは、訳者の30年に渉る山脈探査の結果である。人は何のために生きるのか、それは善行を積むためと規定するのがイスラームであり、その先行きにある絶対善をアッラーと称する。宗教は幻想や戯言ではなく、人が直観の働きにより、存在の真実を極める方途であり体系であるとする。そこに見られる人間性が物質的な西欧文明を補完するとして、東洋の文明に大いに期待している。原理主義にばかり注目されがちな現代イスラームではあるが、もう一方ではこのように穏当な主義主張が脈々と流れているのである。