- 在庫状況:品切れのためご注文いただけません
- 避雷針の夏
-
- 価格
- 726円(本体660円+税)
- 発行年月
- 2017年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784334774936
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 氷の致死量
-
価格:990円(本体900円+税)
【2024年02月発売】
- 執着者 文庫版
-
価格:902円(本体820円+税)
【2024年01月発売】
- 監禁依存症
-
価格:825円(本体750円+税)
【2023年10月発売】
- 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛
-
価格:858円(本体780円+税)
【2023年03月発売】
- 虎を追う
-
価格:858円(本体780円+税)
【2022年06月発売】
ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
- 北区の太
-
典型的ノワール
舞台は作中では明記されてはいないが、間違いなく作者の出身地である新潟県。その閉鎖的な田舎町で繰り広げられる陰惨な出来事。登場人物に誰一人、“いい人”がいないという救いのなさ。最後は皆、因果応報・自業自得という結末になるのだが、あまりにやるせない。こうなる前にもう少し自浄作用が働かなかったのか、人間はここまで愚かなのかと思ってしまう。作者会心のノワールではないか。この作者は「鵜頭川村事件」という作品で知ったが、こちらの方が格段に面白ろかった。他の作品も読んでみたい。
[BOOKデータベースより]
家庭も仕事も行きづまっていた梅宮正樹は、妻子と要介護の母を連れ、田舎町・睦間に移り住む。そこは、元殺人犯が我が物顔にのさばる一方、よそものは徹底的に虐げられる最悪の町だった。小料理屋の女将・倉本郁枝と二人の子供たちも、それ故、凄惨な仕打ちを受けていた。猛暑で死者が相次ぐ夏、積もり積もった人々の鬱憤がついに爆発する―。衝撃の暗黒小説!