- 一般線形モデルによる生物科学のための現代統計学
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あなたの実験をどのように解析するか
Modern statistics for the life sciences.
共立出版
アラン・グラフェン ロージー・ヘイルズ 野間口謙太郎 野間口眞太郎
- 価格
- 5,500円(本体5,000円+税)
- 発行年月
- 2007年01月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784320056398
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[BOOKデータベースより]
分散分析への招待
[日販商品データベースより]回帰
モデル、母数、GLM
2つ以上の説命変数を使う
実験の計画―簡潔に行おう
連続型変数とカテゴリカル型変数を混在させる
交互作用―もっと複雑なモデルを扱う
モデルの検査1:独立性
モデルの検査2:さらなる3つの仮定
モデル選択1:モデル選択の原理と実験計画
モデル選択2:複数の説明変数をもつデータセット
変量効果
カテゴリカル型データ
さらに向こうにあるもの
練習問題の解答
この本は、一般線形モデルを使ったデータ解析の基本的な原理をわかりやすく解説したものである。生命現象を扱う研究では、生物データに含まれる信号と雑音を分離し、信号部分の信頼性を共通の尺度で評価することは、結論を下すための必要な作業である。これを行うために、これまでt-検定、分散分析、重回帰分析等、様々な統計解析が開発されてきたが、一般線形モデルはこれらをまとめた統計解析であり、一つの概念体系の下で統一的にすべての解析を行おうとするものに他ならない。今日多用される様々なコンピューター統計パッケージソフトでも、このような個別の統計解析を異なる形式で取り扱っていたのは過去の話であり、すでに一般線形モデルの概念体系に従った共通のモデル式や命令文を基にしたやり方が標準的に整備されてきている。よって生物を材料にした卒業研究を予定する学部生、また大学院生、プロの研究者・技術者にとって、一般線形モデルの基本的な原理を学んでおくことは、自分のデータの統計解析のために欠かすことができない研究の一部であるといえるだろう。その点本書は、一般線形モデルについて、基本的な原理から始めてその応用的な取扱いまでを、わかりやすく丁寧に解説した教科書であり、入門書として最適である。本書の特徴の1つとして、数学的証明よりもむしろ幾何的な類似を用いて分散分析や回帰分析における変量の分解を説明している点は、数多くの統計学教科書の中でもユニークであり、特別な理解のしやすさを与えている。各章末に練習問題、巻末にその答えが丁寧に掲載されている。また、ウエップサイトに挙げられた補足では、Minitabをはじめとした主要な統計パッケージに対応した説明や練習用データも用意されている。