- かぜの科学
-
もっとも身近な病の生態
Ahーchoo!- 価格
- 2,310円(本体2,100円+税)
- 発行年月
- 2011年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784152091949
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せみまる
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風邪の文化史
・うつさない/うつされないためにはマスクをしたほうが良い。
・予防にはビタミンCが有効である。
・風邪はウィルスが発生させる毒素で諸症状が出る。
・抗生物質が効く。
・気温が低くなると引きやすくなる。
風邪をよくひくので、上記が実際にはそうではないらしいことは知っていました。それでも、本書を読んで、例えばビタミンCが風邪予防にあまり役立たないことなどは初めて知りました。
そして、実は風邪の特効薬は真剣に開発されていないらしいです。いわゆる風邪(普通感冒)は一週間程度で治癒するものであり、それを数日間前倒しでで治すための薬に意味があるか否か、ということで予算が下りないらしい。また、そもそも開発されたとしても高価になりそうで使う人がいない、というのが理由のようです。
風邪に関する豆知識が書かれているとともに、「風邪の文化史」とでもいうような記述がそこかしこにあり愉しめる。海外の科学解説書とは思えない読みやすさに好感が持てます。
[BOOKデータベースより]
病には数あれど、かぜほど厄介なものはない。これだけ長く研究されていながら、ワクチンひとつないなんて…練達のサイエンスライターが、かぜとは何なのか、かかったらどうしたらいいのか、多数の研究者に最新の知見を取材し、山とある俗信や市販薬の効果のほどを見定めつつ、自らの身を挺する罹患実験に参加までして、かぜを観察。あくまで科学の視点に立ちながら、読者の興味をそらさない絶妙の読みやすさをもって綴る、「かぜの生態学」。
序 風邪の赤裸々な真実
[日販商品データベースより]第1章 風邪をもとめて
第2章 風邪はどれほどうつりやすいか
第3章 黴菌
第4章 大荒れ
第5章 土壌
第6章 殺人風邪
第7章 風邪を殺すには
第8章 ひかぬが勝ち
第9章 風邪を擁護する
付録 風邪の慰みに
意外と知られていない風邪に関する事実や治療研究史などを、専門性と読みやすさの絶妙のバランスを取りながら、自ら罹患実験に参加までして練達の科学作家が綴る、ありそうでなかった風邪の手帳